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Macで複数のGmailアカウントを使い分ける方法

Gmailのアドレスが2つ3つあるのは、めずらしくありません。つまずくのは、それをMacで混ぜずに使うところ。原因はこちらの使い方ではなく、1つのブラウザに複数のアカウントをログインさせたときのGoogleの仕組みにあります。

ブラウザのウインドウ1つでは、なぜ無理があるのか

ブラウザのGmailに2つ目のアカウントを足しても、Googleは独立した2つ目のセッションを開きません。両方を1つのセッションにログインさせ、アドレスの中で番号を振ります。最初のアカウントが/u/0、2つ目が/u/1という具合です。どのメールボックスが開くかを決めるのは、アドレスではなくこの番号です。

破綻するのはここです。カレンダーの招待に入ったリンク、仕事用のアドレスに共有されたドキュメント、クリックした通知。どれも、そのブラウザでその番号にたまたま座っているアカウントで開きます。たいていは最初にログインしたほうです。別の受信トレイに着地して、切り替えて、どこを読んでいたか見失う。

見えるものも変わります。GoogleドライブもGoogleカレンダーもMeetも同じ番号に従うので、片方のアドレスに共有されたドキュメントが、もう片方を見ているあいだは開かないことがあります。さらに、どれか1つのアカウントが独自のセキュリティ規則を持つ組織のものなら、その規則はブラウザのセッション全体に及びます。

アカウントを分けておく4つの方法

うまくいく方法は、どれも同じことをしています。Cookieとログイン情報の保存場所をアカウントごとに分け、セッションを共有させない。違うのは、何を手放すかです。

ブラウザのプロファイルを分ける

ChromeやEdgeのプロファイルをアカウントごとに1つ。ウインドウもブックマークも拡張機能も別々です。無料で、分離もきちんとしています。

アカウントの数だけウインドウが増え、未読の全体像はなく、Dockに件数も出ず、通知はブラウザを開いているあいだだけです。

ブラウザ1つにアカウント1つ

仕事はChrome、個人はSafari。設定はすぐ終わり、ほかに何も要りません。

2つで打ち止めですし、2つ目のブラウザはメール専用になってしまいます。

メールクライアント

Apple Mail、Mimestream、Thunderbirdなどがメールを取り込み、すべてのアカウントを1つの受信トレイにまとめます。オフラインでも読めます。

Gmailの画面ではありません。ラベル、フィルタ、スヌーズ、ChatやMeetは動きが違うか、そもそも使えません。アカウントごとの設定も必要です。

専用のGmailアプリ

本物のGmailを表示しつつ、アカウントごとにセッションを切り離して、1つのウインドウに横並びにするアプリです。

中身はGmailのウェブサイトなので、接続は必要です。アカウントをまたいだ統合受信トレイもありません。

ブラウザのプロファイルで設定する

無料の道ですが、ちゃんと機能します。ChromeならGoogleアカウント1つにつきプロファイル1つ。プロファイルの中に2つ目のアカウントを足さないことが肝心です。

  1. Chromeの右上にあるプロフィール画像をクリックし、「追加」を選びます。そのまま進むか、このプロファイルで使うアドレスでログインします。
  2. プロファイルにそのアカウントの名前を付け、色も選びます。ウインドウを見分けやすくなります。
  3. そのプロファイルでは、Gmailに1つのアカウントだけでログインします。Googleの「別のアカウントを追加」は使いません。
  4. アドレスの数だけ繰り返します。プロファイルごとにCookie、拡張機能、既定のアカウントが分かれます。
  5. すぐに開けるようにしたければ、プロファイルのウインドウをDockに追加しておきます。

ゲストウインドウやシークレットウインドウは代わりになりません。閉じた瞬間にログイン状態を忘れてしまいます。

さらに詳しく: デスクトップでGmailアプリを使う方法(MacまたはPC)

専用のアプリで設定する

Nuncioは私たちのアプリで、まさにこの問題のためにあります。表示するのは本物のGmailのWeb画面。そのうえで、ブラウザのプロファイルと同じようにアカウントごとの保存領域をMacの中に分けて持ち、1つのウインドウに横並びにします。

  1. Mac App StoreからNuncioをインストールして開きます。
  2. 最初のアカウントを追加します。ログインするのはGoogle自身のページで、いつもの2段階認証もそのままです。
  3. プラスボタンで次のアカウントを追加します。どれにも専用の色と名前と未読バッジが付きます。
  4. 切り替えはアカウントバーのクリックか、⌘1〜⌘9で。どの受信トレイも読み込まれたままなので、切り替えは一瞬です。
  5. 必要なGoogleツールをアカウントごとに足します。カレンダー、ドライブ、ドキュメント、Meetなどが、その受信トレイの隣にタブとして、そのアカウントでログインした状態で開きます。

アカウントごとにセッションが分かれているので、アカウントの中のリンクは必ずそのアカウントで開きます。/u/0が邪魔をすることはありません。

さらに詳しく: MacでGmailを使うときの、よくある質問

どれが向いているか

唯一の正解はありません。アカウントが2つで、ウインドウが増えるのを許せるなら、ブラウザのプロファイルで足ります。アカウントがもっと多い、あるいは一日じゅう行き来するなら、そのウインドウの数が問題になります。

ブラウザのプロファイルメールクライアント専用のGmailアプリ
アカウントの分離ありありあり
本物のGmail画面ありなしあり
1つのウインドウにすべてなしありあり
アカウントごとの未読件数なしアプリによるあり
ブラウザなしの通知なしありあり
オフラインでの利用なしありなし
統合受信トレイなしありなし
価格無料無料か有料有料

よくある質問

Gmailのアカウントは、いくつまで同時に開いておけますか?

アドレスの数だけ開けます。それぞれにセッションが分かれていれば、という条件付きです。Googleのアカウント切り替えは、数が増えると動きが鈍り、リンクを取り違えはじめます。プロファイルを分ける方法や専用のアプリなら、そのまま動きます。Nuncioに上限はなく、最初の9つには⌘1〜⌘9のショートカットが付きます。

仕事で使うGoogle Workspaceのアカウントでも使えますか?

使えます。Workspaceのアカウントも、ブラウザでもラッパーアプリでも、ほかのGoogleアカウントと同じように動き、組織が定めたログインの規則がそのまま適用されます。管理者が管理対象のデバイスや特定のブラウザしか許可していなければ、その制限はどのアプリにも付いてきます。

ログイン状態は続きますか。毎日ログインし直すことになりませんか?

続きます。ブラウザと同じです。パスワードを変えたとき、セキュリティ上の出来事があったとき、あるいは組織がセッションの期限を決めているときは、Googleがもう一度たずねることがあります。個人のGmailアドレスには、そもそも決まった期限がありません。

すべてのアカウントをまとめた受信トレイは作れますか?

Apple MailやMimestreamのようなメールクライアントだけです。メールを取り込んで一つにまとめるからです。Gmailのウェブサイトをそのまま表示するものはNuncioを含めて、一度に1つのアカウントを表示します。Gmail自体に、アカウントをまたいだ統合ビューがないためです。

すべてのGmailアカウントを、1つのウインドウに

Nuncioはアカウントごとにセッションを分け、本物のGmailの画面で、アカウントごとの通知と未読バッジを届けます。7日間無料、そのあとは年額のサブスクリプションです。

Mac App Storeでダウンロード